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登山家から災害への教訓を学ぶ

eigyo17

2024年7月に登山家の中島健郎氏と平出拓也氏が、パキスタン・カラコルム山脈のK2(標高8611メートル)に登頂中に滑落をし、帰らる人となってしまいました。

お二人は、テレビにも時々出演されており、ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もNHKなどで、ネパールの秘境の映像などを拝見して感動を与えて頂いておりましたので、とても残念です。


平出さんは生前ネット番組の中で、想定外を想定して、いざ本番の登頂では答え合わせに行く感じだとおっしゃっていました。それでも、想定外が起こり、そこをどうやって切り抜けていけるかが自分の成長につながっていると答えていました。

世界の最高峰の山々をいくつも踏破してきた平出さんでさえ、想定外の出来事が毎回起こっているとおっしゃっていました。


このメッセージは、私たちの災害対応についても活かせる教訓ではないでしょうか。

平出さんは、2~3㎜のアイゼンやピッケルが岩や氷に刺さって自分の全体重を支えてくれるとおっしゃっていました。当然、事前に何度もこれらの道具が自分の体を預けても大丈夫かどうか確認をし、必要な数を揃えているはずです。

これらの道具のチェックや食料など装備については、これでもかというくらい丁寧に確認を行っているはずです、それでも想定外が発生してしまう。

これは、私たちの防災対策についても、活かせるのではないでしょうか。想定外が発生するから想定しないのではなく、災害が発生したときに、これは想定通りに発生していると安心するために想定を行うのだと認識することが大事だと感じました。

そして想定が発生したときに、機器やシステムがきちんと役割を果たしてくれるのか、確認をしておく必要があると教えてくれました。

そして、何よりも想定外が発生するものと認識をし、その時にどうやって生き延びるのか、危機を察知する能力も必要だと教えてくれました。


お二人のご冥福をお祈りするとともに、教訓を今後に活かしていきたいと思います。



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